普遍的機構という性格 2

新しく独立を達成する新興国がその外交においてまず行うことは国連加盟であり、国連に代表部を置くことです。


さらに、国際的に孤立に追い込まれ、あるいは自ら孤立の道を選択する国家でも、自ら進んで国連との関係を敵対化させようとするものはまずありません(例えば、ソ連、中国という社会主義大国との関係を悪化させた60年代以後のアルバニア、イスラム原理主義の立場に立つイラン)。


60年代以後近年まで国連で少数派の立場に立たされることの多かったアメリカでも、国内では国連無用論などが鋭く提起されることもありました。


また、アメリカ政府も国連に対する批判的姿勢を強めましたが、国連脱退ということまでは踏み切れませんでした。


国連に象徴される国際世論というものを、アメリカといえども簡単には無視することができなくなっているのです。


国連の普遍的性格はまた、その取り扱う問題が地球上で起こるすべての問題にわたっているという点にも現れています。


国際の平和と安全を維持することが中心的考え方であることは、連盟当時と同じです。


・・・しかし、第二次世界大戦の勃発原因は単純に大国間の権力闘争というだけで片付けてしまうことはできない、ということがよく理解されていました。


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