国連が出来上がるまで
国連が出来上がるまでの段階で、中小国がこのような活動をしたことは、今日国連が国際の平和と安全について担うべき役割について改めて考える上で、重要な意味を持っています。
1990年8月に発生した湾岸危機・戦争では、アメリカを中心にした5大国の結束があるとき、国連は大国の意のままになる存在になってしまうことが示されました。
1945年当時の中小国の懸念は、決して根拠のないものではなかったのです。
また、中小国の当時の努力にもかかわらず、国連憲章は結束した大国の行動を十分に規律するだけの備えを持っていないことも明らかになりました。
国連は、もっとも普遍的な国際機構であるといわれます。
その普遍性とは、具体的には何を意味するのでしょうか。
まずその普遍性は、文字どおりすべての独立主権国家を包み込む点に現れます。
この点では、連盟も基本的には同様の性格を持っていました。
しかし、当時の独立国は、地理的には欧米が中心でした。