日本農業における国境調整の特質と問題
国産品と輸入品とのだきあわせ利用の指導などがそれです。
第二に、その輸入は民間による競争輸入であり、国家貿易のような国の独占ではありません。
そのため輸入割当が利権化し、これをめぐってさまざまな不明朗な関係が生ずる可能性があります。
いうまでもなくこのように「制限された輸入」という状況の下では、これによって大きな利益が獲得可能だからです。
日本農業の国境調整は欧米諸国と比べた場合、いくつかの特徴をもっています。
1.国家貿易・残存輸入制限などの直接の量的規制が中心をなしていること
2.そのなかでも残存輸入制限というガット上非合法なものがかなりの数にのぼっていたこと
3.それが米麦・畜産物・みかんなどの農業の基幹部分におよんでいたこと
・・・などがそれです。