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2010年07月 アーカイブ

フランスの学校教育 4

この分野の活動は、一般に「学校後および学校周辺の活動」とよばれています。

とくに地域の小学校を中心として、在学児童、卒業生、父兄、地域住民といった人びとによる、地域生活の伝統や慣習を含んだ多様な活動をさしています。

それらの活動は、一般に地域を基盤とする健全な余暇活動を進めて、子どもの健康的な校外生活を育てます。

また、地域の連帯を高めて不幸な子どもを助けたり、成長発達に伴うさまざまな生活経験を豊かにし、道徳的な人間形成を助け、学校教育の目的をよりよく果たしていくことに寄与するものです。

これらの活動には、学校の教師がその中心的な指導者になることが多いのですが、地域の人びとや卒業生たちがボランティア・リーダーになることも多く、また小さい地域をこえて広域での活動が行われることもあります。

つぎに、そのいくつかをあげてみます。


(1)学校子ども会

これはフランス語では一般に「学校での協同生活」とよんでいますが、教師の監督のもとで、子どもたちができるだけ自由な活動をするもので、学校内の子ども会と学校外の子ども会があります。

学校内の子ども会は、日本の児童会や生徒会と同じようなもので、会長、書記、会計といった役員組織をつくり、子どもの想像力を生かしたさまざまな活動をします。

たとえば、動物の飼育、畑や庭づくり、苗木づくり、工作、福引会、映画会、学校祭などが行われます。

また、バザーなどで会の基金づくりをして、映写機やプレイヤーや本などを購入したり、学校食堂や休暇コロニーや修学旅行の経費の一部にあてることもあります。

学校外の活動はわが国の地域子ども会に相当するもので、スポーツ、演劇、祭り・地域行事への参加などがあり、広域の単位でスポLツ大会、演劇大会、文化祭などが行われることもあります。

これらの活動は、学校の授業だけでは得られない生活体験を通じて、感受性や連帯性などの人格的発達や社会性や市民性を育てようとするものです。

日本の子ども会と同じような目的をもつものといえます。

フランスの学校教育 5

(2)学校祭

これは、日本の学校の文化祭に該当するもので、一般的には学校行事として行われるのですが、田舎の学校では学校行事というよりはむしろ地域全体の行事になっています。

その内容に地域の伝統や好みが入り、多様な変化をもっています。

一般に行事の中心となるものは演劇で、子どもの劇や地域の大人による劇、両者が入って行う劇など、いろいろ工夫されます。

地域の人びとは舞台を作ったり、衣装や道具の準備をしたり、また地域のアマチュア劇団がその援助をすることがあるそうです。

このほかに、フォークソング、フォークダンス、リズム舞踊、小喜劇などが行われ、子どもたちが色とりど
りの衣裳をつけて家族や地域の人びとの前に現れることが、人びとの最大の楽しみになるのです。


(3)青少年祭

フランスの学校は10月1日に始まり、7月1日に終わります。

学年末が近づいたよい気候の時期に、卒業を祝福するような意味を含めて青少年祭が行われます。

これは数郡の学校が一緒になって、児童や青少年の団体が集まり、花車などをまじえたパレードを行ったり、スタジアムでスポーツやフォーク・ダンスやリズム・ダンスなどを行うものです。

県当局もこれを県の行事として援助しています。

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