フランスの学校教育

フランスでは、学校教育の中央行政機関は「国民教育省」であり、社会教育の領域を所管する中央行政機関は総理府に直属する「青少年・スポーツ・余暇庁」です。

国民教育省のなかには、初等・中等教育を担当する部局や高等教育を担当する部局などが、教育の計画化を担当する部門と、決定された内容を実施に移す部門に分かれて構成されています。

また、「青少年・スポーツ・余暇庁」には、青少年活動、体育・スポーツ、野外活動、成人教育、社会教育施設などを担当する部局がおかれています。

このように、学校教育と社会教育を所管する省庁が分かれていることは、いずれの領域も文部省によって所管されている日本とは事情が異なっています。

これは学校教育が法令や制度にもとついた公式的な活動であるのに対して、社会教育は基本的に社会生活のなかでの国民の自由な活動であることからきているものと考えられます。

また社会教育を表すことばとして、フランスでは「民衆教育」という語が最もよく用いられます。

近年は「生涯教育」という語が公式的に用いられるようになりました。

社会教育を所管する官庁の名称に「青少年・スポーツ・余暇庁」ということばが用いられているのは、青少年活動とスポーツ活動と余暇活動が、社会教育の具体的な3つの大きな柱になっていることを意味しているのです。

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