普遍的機構という性格 3
経済、社会、文化、人道など各分野の国際協力が強力に推進されてこそ、国際の平和と安全がよりよく確保されると考えられたのです。
国連について、もう一つ加えておきたいことは、国際機構の歴史という点でも重要な発展が達成されたということです。
とくに連盟の教訓に学んで、総会と安全保障理事会の機能および責任の分担・明確化が図られました。
・・・つまり、高度に政治的な問題や安全保障に係わる事項は、主として安保理に委ねられることになりました。
総会は、これらの問題については、安保理が機能している限り、原則として口ばしをいれないことになりました。
また、連盟の時代の事務総長が文字どおり事務局の長にしか過ぎず、重要で緊急を要する問題が発生しても自らの判断では動きがとれなかった苦い経験を反省して、国連では事務総長が政治的に活動することが予定されることになりました。
これらのことは、さらに別の機会に改めて詳しく説明します。